
Webデザイナーは「SEOは実装者の仕事」と考えがちですが、実はデザイン段階からSEOに貢献できる要素の一つがパンくずリストです。
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パンくずリストとは?
パンくずリストでSEO強化!Webデザイナーが知っておきたい理由と活用法
Webデザイナーは「SEOは実装者の仕事」と考えがちですが、実はデザイン段階からSEOに貢献できる要素の一つがパンくずリストです。
パンくずリストとは?
パンくずリストは、ユーザーが今どのページにいるかを階層構造で示すナビゲーション。

例:「ホーム > サービス > サービス詳細(現在のページ)」
上位階層はリンク、現在ページは内部リンクで設計し、ユーザーが迷わずサイト内を移動できるようにします。
SEOにおけるパンくずリストの役割
・内部リンク強化で重要ページの評価向上
下層ページから上位階層(ホームやカテゴリーページ)への内部リンクが自然と集まり、SEO評価の伝達(リンクジュース)が強化されます。
サイト構造の明確化でクロール効率アップ
パンくずリストがあることで、検索エンジンがサイト全体の階層構造を理解しやすくなり、クロール効率が向上します。
ユーザー回遊率の向上
関連ページへの移動がしやすくなり、サイト内の回遊率や滞在時間がアップ。これもSEOに好影響を与えます。
構造化マークアップで検索結果にも反映
JSON-LDなどで構造化データを実装すれば、Google検索結果にもパンくずが表示され、クリック率向上やサイト構造の理解促進につながります。こちらは実装者との連携が必要です。
パンくずリストがないと起こる検索結果の問題例
パンくずリストを設置しないと、サイトの階層構造が検索エンジンに正しく伝わりにくくなります。これにより、たとえば「会社名」で検索した際に、本来最も見せたいトップページが検索結果に表示されず、代わりに「会社概要」や「お問い合わせ」などの下層ページが上位に表示されてしまうことがあります。
これは、パンくずリストがないことで内部リンクが分散し、トップページへのSEO評価(リンクジュース)が十分に集まりにくいためです。また、トップページ自体のコンテンツが薄かったり、サイト名の記載が不足している場合も原因となります。
このような状況はブランドイメージの損失や機会損失につながるため、パンくずリストによる構造の明確化は非常に重要です。
パンくずリストの主な種類は以下の3つあると言われています。
位置型パンくずリスト
サイトの階層構造を示す最も一般的なタイプ。トップページから現在のページまでの階層を一貫して表示し、ユーザーと検索エンジンの両方に分かりやすい。コーポレートサイトや大規模メディアに最適。例:「ホーム > サービス > サービス詳細」
属性型パンくずリスト
ユーザーの閲覧や検索条件(属性)によって表示内容が変わるタイプ。ECサイトや不動産サイトなど、商品や物件の絞り込み条件が多いサイトに適している。例:「中古車 > 300万円以下 > アクア」
パス型パンくずリスト
ユーザーが実際に辿った閲覧履歴を表示するタイプ。一般的にはあまり使われず、ユーザーの行動に応じて変化するパンくずリスト。例:「トップページ > 前のページ > 現在のページ」
通常は「位置型パンくずリスト」をベースに設計し、サイトの特性に応じて「属性型」や「パス型」を検討するとよいでしょう。
デザイナーが意識したい設計ポイント
シンプルで視認性の高いデザイン
サイト全体のトーンに合わせ、色やフォントサイズを統一し、見やすさを重視。
モバイル対応
スマホやタブレットでも使いやすく、タップしやすい設計に。
・階層をすべて表示
「ホーム > 大カテゴリ > 小カテゴリ > 現在のページ」といったように、階層を省略せず表示することで、正確な構造を伝えます。
まとめ
パンくずリストはデザインだけでなくSEOにも直結する重要な要素です。
ユーザーにも検索エンジンにも“わかりやすいサイト”を実現するため、ワイヤーフレームにパンクズ忘れがあった場合Webデザイナーこそ積極的に設計・提案しましょう。
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Designer




1986年愛知県生まれ。制作会社での3年間のキャリアを経て、2014年に「ダブダブダブ」として独立。 デザイナーとしての感性を軸に、戦略立案からマーケティング、そして最終的な実装までを一貫して手がけています。 私の強みは、上流工程の「戦略」…