【要注意!】ホームページはリース契約できません。
お知らせ
名古屋でホームページ制作・Web制作をしているフリーランスWebデザイナー稲葉です。
以前に本当は教えたくない!フリーランスwebデザイナーの仕事の取り方で少し取り上げたのですが、今回はホームページをリース契約を迫る悪徳業者には注意した方がいいですよという記事です。
はじめに
知っている方も多いと思いますので、リース契約を簡単に説明します。
例えば、設備を導入したいA社がいるとします。
設備導入には高額な費用がかかり、資金繰りに苦しんでいるA社は購入する事ができません。
そこでA社に代わってリース会社やリース会社代理店がメーカーから設備を購入します。
A社はリース会社に費用を支払い設備を賃貸します。これをリース取引と言い、リース会社との契約をリース契約と言います。
リースを組む事ができる物件は車両やIT関連機器、土木建設機械から建物まで、ほとんど思いつくものをリース契約する事ができます。
ホームページはリース契約できません。
さて、ホームページにリースが組めるかどうか、見出しからバレバレですが、ホームページのように無形で手に取ることのできないものはリース物件としては成立しません。
では、なぜ悪徳業者はリース契約が出来るのでしょうか。
それは有形のもの、実際に手に取れるもの、例えば、更新用CDソフトやパソコンなどをリース物件として契約してきます。ホームページをリース契約している場合は必ずこういったものをリース物件として契約しています。
何度もいいますが、ホームページをリース物件として取り扱うことはできません。
リース契約のメリット・デメリット
メリット
・初回からの分割ができ、初期費用を抑えることができる。
・固定資産税や償却資産税などの申告や納付を業者がやってくれるため事務管理が楽になる。
デメリット
・自己資金で購入よりも、金利や手数料等が発生するので総額は大きくなる。
・途中解約ができない。契約成立するとたとえ、業者が倒産したとしても、リース会社に支払いの義務が続く。
悪徳業者の手口
デメリットにあるようにリース契約は途中解約できません。
悪徳業者はリース契約が成立した時点でリース会社から支払い総額分を先に受けとることができます。
すでに契約成立しているので、たとえ悪徳業者が倒産してもあなたにはリース会社への支払い義務は残ります。
- 悪徳業者がサーバーまで管理していた場合、倒産し、連絡が取れなくなってしまうと、サーバー更新ができなくなる事もありえます。サーバー契約が切れるとホームページのデータも全て消えてなくなります。そして支払い義務だけが残る最悪のケースも考えられます。
…怖いですね。
悪徳業者はメリットも逆手に取ります。「初期費用0円、月々○万円でホームページが持てちゃいます。」初期費用を抑えられるリースのメリットをたてにお得に煽って契約を迫ってきます。
いかにも魅力的なキャッチフレーズを並べています。よく考えてみるとリース5年、月々3万円の契約の場合、約180万の費用を支払う事になります。
- リース物件のパソコンやソフトも高くても数万円程度です。ですが契約上この数万円程度のパソコンやCDに200万円以上のリースが組まれることになります。規模にもよりますがホームページの相場は60万円〜程度を考えてもすごい粗利ですね。
最近は減ってきているかもしれませんが、最初は「月々5万円でどうですか?」相手の顔色を伺いながら、金額を変更、上司に電話をかけ「なんとか月々3万円まで下げことができましたよ!」と心理的にお得感を出してくる場合があります。
…いや待ってください!
本来ホームページの制作提案する際は、お客様とヒヤリングを行い、ホームページを作る目的を明確にして、ページ構成を考え、見積りを出すのが普通です。
悪徳業者の場合、契約さえしてしまえば良いので見積りもどんぶり勘定で、割高に設定している場合がほとんどなので要注意です。
冷静に考えれば電話一本で月々2万円の値引きは5年契約トータルで120万の割引です。普通に考えてみても異常ですよね。
そもそもしっかりヒヤリングをしないで見積りを出して契約しようとするのはおかしな話ですね。
そんな契約をしないために
ホームページを持ちたいと思った時はなるべく多くの業者から話を聞きましょう。その中から比較検討してあなたにあった最善の業者を選びましょう。迷ったらその場では契約しないでください。
そもそもリース契約、目先利益目的の業者は親身になってあなたのホームページを良くしていこうとは考えてはいないのかもしれません。
まとめ
当たり前ですが、何事も契約する際はよく考え、納得するまで契約はしないようにしましょう。
ホームページは今でもリース契約する悪徳業者もいるので注意してください。それでも納得してリース契約したならもう何も言えませんが、契約はした瞬間から大きなリスクを背負わされている事実を知って欲しくて記事を書きました。
もしホームページの比較検討をお考えでしたらWWW(ダブダブダブ)にお気軽にご相談ください。お問い合わせはこちら
参考にしていただければ幸いです。